やっと出会えたね、赤ちゃん
00:52 in Papayaの日常
みなさま、おはようございます。
ローケーキアーティスト Aya Papayaです。
Aya Papayaの勝手にブログ月間 ☆続編☆
続いて
やっと出会えたね、赤ちゃん
産前入院は、吉村医院の3階の一室をお借りして、他に産前入院をされている人がいなかったため、わたしとお腹の赤ちゃんとひっそりと過ごしていました。
※産前入院部屋。
とは言え、動かなければ。
朝は、近くの公園に散歩。
6時半からはラジオ体操があります。
院長の田中先生が色々教えてくださって、毎朝一緒に散歩に行ってくれました。
時には、銭湯に一緒に入ったり、夜お話したり、山に登ったり。
先生との時間はそれはそれは美しくて、病院でお会いする先生と、外でお会いする先生の顔が少し違っていて、とてもチャーミングな女性が目の前にいらっしゃいました。
先生には息子さんがおられます。とても愛されているんだなと全身で感じました。
※先生とよく一緒に行った楠。ふもとで寝転がって一休みしました。
また、いつもやさしく声を掛けてくださっていた助産婦さん達やスタッフの方々も温かくて心地よかった。
今思うと、先生や助産婦さんとの、また自分一人の、その時間はとても貴重で、自分を見つめ直して、これからのステップへの扉を開ける準備の時間だったんだと思います。
陣痛が来た日。
その日は先生ともうお一人の妊婦さんと一緒に山に登りました。
頂上で美味しい梅干と甘酒をいただきながら。
※先生が準備してくださった梅干。格別に美味しかった。
先生はわたし達がいつ産んでもいい様に念のための準備もして大荷物で山登りしてくださいました。
いい汗をかいて、今日はぐっすり眠れそう。
そう思っていました。
夜8時ごろ、母親とスカイプで話していると、下腹部に違和感。
あれ?生理痛みたいなのが頻繁に来る。
母は、「それって、陣痛ちゃうのん?」
急いで、下の階にいる助産婦さんに確認してもらうと
「来たね~旦那さん呼ぼうか~」
と、予定日より5日ほど早い、まさかの陣痛でした。
ルークに電話して、「急がないでいいから、ゆっくり来てね」と安心させる電話。
きっと彼は心臓バクバクだったでしょう。
3時間かかる道のりを2時間半くらいで、飛んでやってきてくれました。
それから、陣痛が痛いの何の。
でも、山登りの疲れから、陣痛の合間にウトウトしながら、陣痛が来る度に叫びまくり。
その日は、患者さんのご夫婦のコンサートが待合室でありました。
田中先生が 「コンサートに行きませんか?ちょっと気分を変えて」
でも、わたし 「痛くて、叫んじゃいます。いいんですか?」
先生 「いいんですよ」
そして、コンサート中タオルを口に当てて叫びまくり。
みんな、「ガンバレー」と応援してくれました。
その1時間後にスポっと出てきたのは、息子ちゃんでした。
※畳の分娩室。
健康な身体で
出てきた時、2回ほど小さく泣いて、その後また眠りました。
まるで、出てきたことに気がついていないかのように。
隣でルークは感動で泣いていて、わたしは満たされて満たされて幸せいっぱいでした。
今まで感じたことのない幸せな気持ち。
それからの産後入院は天国にいるかのごとく。
美味しいご飯、やさしい助産婦さん達の温かいケア、新しい命との新しい生活。
※産後の入院部屋。
※吉村医院で頂いたご飯。特別にベジタリアンメニューにして頂きました。
何だか自分自身が生まれ変わった様な気持ちでした。
こんなに幸せなお産ができたのも、吉村医院のお陰です。
もし、このブログを読んで下さっている方でフリースタイル出産をお望みの方がいらっしゃれば是非吉村医院へ通ってください。
女性の持つ力を大切にし、患者さんをひとりひとり大切にしてくれる場所です。
一つのお産で色んなことが学べるところです。
また、ここで産みたい。そう思わせてくれる場所です。
光の灯る場所です。
その後、以前にもブログで書きましたが、
自分の病気も出産と共に消えてなくなり、今の楽しい生活があります。
つづく